ビアンコ先生大変です〜!
今度振る曲にに5拍子の曲が出てきてしまいました〜!
もう僕無理かもしれません〜どうしましょ〜!!
ネーロ、大丈夫!それじゃあ今日は一緒に
5拍子の指揮の振り方を見てみよう!
5拍子楽譜の読み方
ここでは代表的な5拍子、4分の5拍子を例にあげてみましょう。4分の5拍子は上の楽譜のように「一小節に四分音符が5個入っていますよ!」という意味になります。
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5拍子指揮の図形【初級編】
5拍子指揮の図形<3+2型>
先ほどの楽譜をもう一度見てみましょう。この楽譜はよくみるとスラーが前半3つの音符と後半2つの四分音符についていることから、次の楽譜のように2つのグループに分けることができます。
ですので指揮の図形は前半は「基本の3拍子の図形」、後半は「基本の2拍子の図形」を当てはめて5拍子の楽譜の指揮を振っていきます。一度楽譜の下に指揮の図形を書いたものをみてみましょう。
基本の3拍子、基本の2拍子の詳しい指揮の振り方の説明はこちらからご覧くださいね!
5拍子指揮の図形<2+3型>
今度は先ほど出てきた楽譜と音符は同じですが、スラーが前半2つと後半3つに変わっています。こちらも前の項目で出てきた時と同じく下の楽譜のように2つのグループに分けることができます。
ですのでこちらは前半が「基本の2拍子の図形」を使い後半を「基本の3拍子の図形」を使うことになります。楽譜の下に図形をあてはめたものをみてみましょう。
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指揮棒を持って指揮をする方は【初心者必見!】指揮棒の持ち方構え方も合わせてご覧くださいね!
5拍子指揮の振り方【初級編】
5拍子指揮の振り方<3+2型>
5拍子の<3+2型>の指揮の振り方をみてみましょう。まずは、上の3拍子の図形「スタート」位置へ右手をもっていきます、それから①→②→③の順に動かしスタートの地点へ戻ってきます。これで5拍子の三拍目まで振れることになります。
スタート地点まで戻った右手を今度は2拍子の図形で④→⑤の順に動かすことで5拍子の四拍目、五拍目が振れることになります。
今度は5拍子の指揮の振り方<2+3型>をみてみましょう。先ほどと同じようにまず右手をスタート地点へ持っていきます。そこから①→②の順に振ってスタート地点へ戻ってきます。これで5拍子の一拍目、二拍目が振れたことになります。
今度は先ほどのスタート地点から三拍目、四拍目、五拍目を③→④→⑤の順に振っていきます。そうすると5拍子の<2+3型>を振ることができます。
演奏会での指揮者のステージマナーについても合わせてご覧くださいね!
両手でカッコよく指揮を振りたい方はこちらも合わせてご覧くださいね!
それでは、いよいよ、5拍子上級編に進んでみましょう!
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5拍子指揮の図形【上級編】
5拍子の指揮の図形【上級編】では<3+2型>も<2+3型>も上の図形を使います。4拍子の時に登場した図形になります。5拍子の指揮の図形【上級編】では、この4拍子で出てきた図形を応用して5拍子を指揮していくことになります。
基本の4拍子について詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧くださいね!
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5拍子指揮の振り方【上級編】
5拍子指揮の振り方<3+2型>
一拍目の振り方
まずスタートの位置に右手を持っていきます。スタートの位置から①に向けて振り下ろし(左図)、その後先ほど通った縦の線の半分くらいまで戻ります(右図)。これを続けて振ることで5拍子の一拍目になります。
二拍目の振り方
今度は先ほど一拍目を振り終わった場所から再スタートし②へ向けて振り下ろし(左図)、②を通過した後元の位置へ戻ってきます。これをスムーズに繋げることで二拍目の図形になります。
三拍目の振り方
先ほど二拍目を振り終わったところから、今度は③を通過して「ここまで」へと進みます。これが三拍目になります。
四拍目の振り方
今度は先ほど三拍目を振り終わったところから④を通過して「ここまで」の位置まで進みます。これが四拍目になります。
五拍目の振り方
最後は先ほど四拍目の終わったところから、⑤を通過して図形の頂点へと戻っていきます。これが五拍目になります。
5拍子指揮の振り方<2+3型>
一拍目の振り方
まずスタートの位置に右手を持っていきます。スタートの位置から①に向けて振り下ろし(左図)、その後先ほど通った縦の線の半分くらいまで戻ります(右図)。これをスムーズに繋げることで一拍目になります。
二拍目の振り方
今度は先ほど一拍目が終わった位置から②を通過して(左図)、図形の頂上へと戻っていきます(右図)。この動きをスムーズに繋げることで二拍目になります。
三拍目の振り方
先ほど二拍目の終わったところから③を通過して図形の左端まで進みます。これが三拍目になります。
四拍目の振り方
今度は先ほど三拍目を振り終わったところから④を通過して「ここまで」の位置まで進みます。これが四拍目になります。
五拍目の振り方
最後は先ほど四拍目の終わったところから、⑤を通過して図形の頂点へと戻っていきます。これが五拍目になります。
5拍子<2+3型>と<3+2型>の見分け方
5拍子の楽譜はたまに例外はあるものの、基本的に<3+2>もしくは<2+3>に分けることができます。一番最初に例であげた4分の5拍子はスラーによって<3+2型>、<2+3型>にグループ化することができました。このほかに例えば合唱曲によっては歌詞のつき方によって<3+2>の方が歌いやすかったり、<2+3>の方が自然だったりします。吹奏楽などはメロディーだけではなくバスラインを見るとはっきりグループが見えることもあります。5拍子を指揮するのは最初は難しく感じるかもしれないですが、慣れると5拍子独特のリズムが楽しくなりますよ!
基本の4拍子の指揮からしっかり勉強したい方は
ビアンコ先生、ネーロと一緒に曲にのって楽しく4拍子が練習できるこちらの動画もご覧くださいね!
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