【今すぐ指揮が振れる!】8分の12拍子の指揮の振り方

指揮の振り方【基本】
ネーロ
ネーロ

ビアンコ先生大変です〜!

今度急に8分の12拍子の曲を振らないといけなくなってしまいました

どうしましょ〜!!

ビアンコ先生
ビアンコ先生

ネーロ、それじゃあ今日は一緒に
8分の12拍子の振り方を見てみよう!

8分の12拍子ってなに??

8分の12拍子は「1小節に八分音符が12こ入っていますよ」という意味になります。

この8分の12拍子は下の楽譜のように4つのグループに分けることができます。

ですので、指揮を振るときは四拍子で振ることができます。それでは一度4拍子の振り方をみてみましょう。

↓8分の12拍子上手に演奏のできるコツについてはこちらも合わせてご覧くださいね!

4拍子の図形

4拍子は下のような図形になります。


数字の「1」+三角形「△」と覚えると分かりやすいかもしれませんね。

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4拍子の振り方

STEP1 一拍目の振り方

①図形の一番高い位置にある黄色い丸印がスタートで右手の位置にになります。


そこから数字の「1」を描くように右手を下の位置まで振り下ろし、その後再び元の高さの位置まで戻ってきます。これが4拍子の一拍目です。

STEP2 二拍目の振り方

②次に図形の一番高い位置から三角形の左の辺を描くように右手を左端まで動かします。これが4拍子の二拍目です。

STEP3 三拍目の振り方

③その後左端から右端に向けて弧を描くように一気に右手を動かします。これが三拍目の動きになります。

STEP4 四拍目の振り方

④最後に右端から図形の頂点に向けて腕を振り上げます。これが四拍目の動きです。

この動作を繋げて振ることで簡単に4拍子を振ることができます。

今までの動きを繋げてみてみよう

一度今までの動きを繋げてみてみましょう。

もっと詳しい4拍子の指揮の振り方はこちらをご覧ください!

8分の12拍子指揮の振り方

4拍子の振り方がわかったところで、8分の12拍子の指揮の振り方のポイントをみてみましょう。

最初の説明にあったように、8分の12拍子は一拍に3つ音が「タタタ」と入っています。ですのでこれを先ほどの指揮の4拍子の図形に当てはめてみます。

まず、4拍子の一拍目に一番最初のグループの三つの音「タタタ」が入ります。そして次に二拍目に次のグループの三つの音「タタタ」が入ります。その次に三つ目のグループの「タタタ」を入れ、最後の拍に一番最後のグループの「タタタ」を入れると8分の12拍子を振ることができます。

指揮する時には頭の中で「タタタ タタタ タタタ タタタ」といいながら4拍子を続けて振るとリズム良く8分の12拍子を振ることができます。

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さらに上手に振るコツ

さらに上手に8分の12拍子の指揮をするコツとしては、頭の中で数えている「タタタ タタタ タタタ タタタ」を4つのグループに分けた頭の音(一つ目、四つ目、七つ目、十こ目)を「タタ タタ タタ タタ」と少し強調しながら指揮を振ると、リズム感良く指揮を振ることができますよ。

リズムでお困りの方はこちらのリズムトレーニングでリズム感を鍛えてくださいね!

8分の12拍子の仲間、8分の6拍子の指揮の振り方についてはこちらも合わせてご覧くださいね!

4拍子の振り始め方

ネーロ
ネーロ

ビアンコ先生!8分の12拍子の振り方はわかったんですけど
指揮の振り始めはどうすればいいんですか??

ビアンコ先生
ビアンコ先生

ネーロ、いい質問だね〜
それでは8分の12拍子の振り方をみてみよう!

右手の構え方

まずは右手の構え方をみてみましょう。
右手をぶらんと自然におろした状態から腕を垂直に構えます。

図形の大きさは鼻からおへそ付近を使います。


みなさんと同じ方向から4拍子の図形をみてみましょう。赤い丸印があるところが右手の位置になります。

指揮棒を使って指揮をする場合は、こちらの【初心者必見】今すぐ振れる指揮棒の持ち方も参考にしてみてくださいね!

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振り始めは「せーの」

それでは実際に4拍子の指揮の振り始め方をみてみましょう。


4拍子の振り始め方は「せーの」でスタートします。

①まずは「せーの」の「せー」で右手を構えた位置(上の図赤い丸印のところ)から図形の右端に持っていきます。

②そして「せーの」の「の」で腕を図形の頂点まで一気に持っていきます。

この「せーの」の後に先ほど勉強した4拍子を続けて振ると簡単に4拍子の曲を振ることができます。

「せーの」は曲のテンポを示すことができます。速い曲の時には速く「せーの」を振り、遅い曲の時はゆっくり「せーの」を振ることによって演奏者に次に続く曲のテンポを示すことができます。

8分の12拍子「せーの」のコツ

8分の12拍子の振り始めるときのコツは、指揮を振る前に「タタタ タタタ」と次に始まる音楽のテンポをイメージすることになります。

「せーの」の「せー」の間に八分音符を3つ「タタタ」、「の」を振るときにも八分音符を3つ分「タタタ」と曲のテンポをイメージして腕を動かします。そうすることによって、これから始まる音楽のテンポを演奏者に的確に伝えることができます。

8分の12拍子の注意するポイント

8分の12拍子は急いでしまいやすい拍子ですので、指揮者は頭の中でしっかり「タタタ タタタ タタタ タタタ」というカウントを失わずに指揮をできるようになることがポイントになります。

一定のテンポで振り続けることができるように、がんばって練習してみてくださいね!

4拍子の指揮がさらに上手に振れるコツや
ビアンコ先生、ネーロと一緒に曲にのって楽しく4拍子が練習できる動画などはこちらからご覧くださいね!

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